「すみません」は日本人がよく使う便利なことば!外国語で音声付!

すみません 挨拶

皆さんは誤りの言葉やお願いする時など「すみません」の言葉をよく使っていませんか?

何かとつい言ってしまう言葉です。

すいません」と「すみません」どちらが正しいか分からないで、使っている方も多いのではないでしょうか。

海外の方から見ると「すみませんは英語でIm,sorry」なので、日本人はいつも謝っていると言うように思われがちです。

そこで「すみません」の一言の正しい使い方と外国語での使い方など解説していきますので、最後までご覧ください。

本記事のポイント

  • すみませんとは
  • すみませんの語源
  • すみませんとすいませんの違い
  • 使い方例
  • 外国語では?

「すみません」とは

すみませんは日本人が
使う便利なことば!

□「すみません」とは漢字で表すと「済ません」になります。

「済む」は動詞・「ます」は助動詞・「ぬ」の助動詞で構成されていることばです。

□意味は「物事が解決する」と言う意味の否定形で、謝らなくてはことが済まないという表現のことばになります。

「すみません」の語源

すみません」のことばは、江戸時代に使われた表現のことばと言われています。

「気持ちが済まない・満たされない・納得いかない」という意味です。

多く使われるようになったのは肯定形の「済む」が室町時代に気持ちが済むという意味、用法を分岐させていたことから、使われるようになりました。

「すみません」と「すいません」の違い

□「すみません」と「すいません」の違いは、どちらも同じ意味を持ちますが、正しいのは「すみません」です。

すいませんは「み(mi)の(m)がとれた」発音になり、くだけたことばになります。

したがって目上の人に使うときは注意が必要です。

メールなど文章で書くときは「すみません」にしましょう。

「感謝 謝罪 要望」3つの使い方例 

すみませんはは便利なことば

すみません」は状況により表現の仕方で意味が変わります。

感謝するとき、謝るとき、お願いするときの3つの使いかたを見てみましょう。

感謝

1.お手伝いいただきすみませんでした。本当に助かりました。

2.突然にもかかわらず早い対応をしていただき、すみませんでした。ご協力に感謝しています。

3.何度もお願いして、すみませんでした。ご理解いいただき感謝しています。

4.お気遣いいただきすみません。

5.お忙しいところお時間作っていただき、すみませんでした。

上記は感謝の気持ちを伝える「すみません」を使用しています。

謝罪

1.会議に遅れてしまい、すみませんでした。

2.ご迷惑をおかけしてすみませんでした。

3.メールの返信が遅くなってしまいすみませんでした。

4.こちらのミスでご不憫ふびんおかけしてしまい、すみませんでした。

5.約束を忘れてしまい、本当にすみませんでした。

上記は謝罪の気持ちを伝えるすみませんの使い方です。

要望

1.すみませんが、この書類に目を通していただけますか?

2.すみませんが、もう一度説明していただけますか?

3.すみませんが、今週末に手伝ってもらえますか?

4.すみませんが、少しお時間いただけますか?

5.すみませんがこの問題についてご相談させていただけますか?

上記の例文では「すみません」をお願いをする際の前置きとして使用します。

外国語8選

世界のすみません

英語

sorry(ソーリー)

*英語も日本語と同様にSorry(ソーリー)は謝罪のことばで、起きてしまったことに対しての表現で使います。

もう一つExcuse meがありますが、こちらはこれから起こることに対して使われることばです。

韓国語

죄송합니다・joesonghabnida(チョソンハムニダ)

*韓国語では謝罪のときに使われることばです。

*因みに저기요(チョギヨ)ということばもありますが、人を呼び止めたりお願いするときに使われることばになります。

저기요(チョギヨ)

中国語

对不起・Duìbùqǐ(ドゥイーブチー)

*中国では代表的なすみませんを表現することばですが、自分が悪いと認めてしまうのであまり使われていません。

*下記のことばの方がよく使われています。

不好意思・bù hǎoyìsi(ブハオイース)

*不好意思・bù hǎoyìsi(ブハオイース)ということばの方が日本語のすみませんと同じ表現で使われています。

フランス語

Désolé(デゾレ)

*フランス語Désolé・(デゾレ)は申し訳ないときの表現で使われており、日本語の表現に近い「すみません」「ごめんなさい」には、Pardon (パルドンナ)がよく使われています。

Pardon (パルドンナ)

イタリア語

Scusa(スクーズィ)

*イタリア語Scusa(スクーズィ)はすみませんの表現のことばです。

*Mi Scusa(ミ スクイーズ)という言い方のが多く使われています。

ドイツ語

Entschuldigung(エントシュルディグング)

*ドイツ語のEntschuldigung(エントシュルディグング)のすみませんは自分に非があったときに使う表現です。自分に非がないときは使わないように注意しましょう。

Es tut mir Leid. (エス トゥート ミアライド)

*むしろEs tut mir Leid. (エス トゥート ミアライド)のことばのが無難に使えます。

タイ語

ขอโทษ(コトート)

*タイ語のขอโทษ(コトート)には次のような意味があります。

コー:請う トー:罪・罰の意味を持っているので、すみませんのことばの表現です。

因みにครับ(カップ男性)คะ(カー女性)を付けると敬語になります。タイでは男性女性の使うことばの語尾が違うので注意しなければなりません。

ขอโทษครับ(コトートカップ) 

スワヒリ語

samahani(サマハンニ)

*スワヒリ語のsamahani(サマハンニ)は謝罪や注意をひくときに使う表現です。

*もう一つPole(ポレ)ということばがあります。

Pole(ポレ)は「ごめんなさい」や「気の毒に」という意味を持つ言葉です。比較的に軽い謝罪に使われることが多いです。

Pole(ポレ)

まとめ

普段よく使う「すみません」ですが、会話の流れでは「すいません」の方が使われていることが多いです。

どちらも表現で使うのは正しいのですが、語学的にはすみませんが正しいので注意しましょう。

ポイントのまとめとして

すみませんとは「済む」は動詞・「ます」は助動詞・「ぬ」の助動詞で構成されていることば。

*すみませんの語源は江戸時代に使われた表現のことばから始まった。

*「すみませんとすいません」の違いはすいませんは「み(mi)の(m)がとれた」発音でくだけたことば

*正しいのはすみません

以上参考になれば幸いです。

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