近年ではスマフォなどの普及で漢字を書くことが減りました。
「話している言葉をいざ漢字で書こうと思うと書けないことありませんか?」
手紙などを書くときに分からない漢字があると、スマフォで調べて書くという方はいるのではないでしょうか。
そこで、今回は頭の体操として「漢字クイズ」を出題してみました。
何問できるか是非挑戦してみてください。
クイズのポイント
- 魚の名前
- 大和言葉
- 四字熟語
- 慣用句
魚の名前
魚の漢字は意外と書けるようで書けないのではないでしょうか。
ごく一般的に耳にする魚のなまえで、次の魚へんに何を加えると一つの漢字になるか考えてください。
1.みそ煮にするとおいしい魚は? 魚+?=
正解は、青の漢字をプラスして鯖(サバ)です。
鯖はしめ鯖やみそ煮、塩焼きなど幅広い料理に使われています。
世界でも消費量の多い魚です。
2.春を告げる魚とは? 魚+?=
正解は、魚に春の漢字をプラスして鰆(サワラ)です。
なぜ魚へんに春とかいてサワラなのか、春が旬なのでしょうか?
春が旬の魚と言われているのが関西地方で、冬が旬と言われているのが関東地方です。
地域によって違います。
春を告げる魚ですが、サバ科(秋から2月ごろまでが旬)の一種です。
3.お祝いによく使われる魚は? 魚+?=
正解は、魚に周をプラスして鯛(タイ)です。
鯛はお祝いの席には、必ずと言ってよいほど出てくる魚です。
漢字の由来は日本全国の周囲の海で、採れる魚からきている説があります。
一般的には鯛の塩焼き、煮つけなどで食されています。
4.干物によくある魚は? 魚+?=
正解は、魚に参をプラスして鯵(あじ)です。
鯵の漢字は3月が旬だから参が付くという説と、おいしくて参ってしまうということで参がついたとされています。
干物と聞くと鯵と思い浮かべる方も、多いのではないでしょうか。
5.川でも海でも対応可能な魚は? 魚+?=
正解は、魚に圭をプラスして鮭(シャケ。サケ)です。
元はフグを表した漢字でしたが、身を簡単にさけるから「サケ」と言われるようになった説があり
鮭の語源はアイヌ語から来ていると言われています。
上記の漢字は5問全部お分かりいただけましたか?
実際に書いてみると意外と書けないのも、あったのではないでしょうか。
次は日本古来の言葉です。
大和言葉
大和言葉とは漢語や外来語でもなく、日本固有の言葉で和語とも言います。
下記の5つの言葉の中に大和言葉では無いのがあります。
1.心ばかり 2.力添え 3.美味しい 4.領収書 5.引き立て
正解は4.領収書です。
大和言葉に言い換えると 「受け取り」になります。
四字熟語
四字熟語は4つの漢字で構成された熟語のことを言います。
また、慣用句と同じような意味合いをもつ表現のしかたの言葉です。
次の意味を表現している四字熟語はなんでしょう?
1.一つの行いをして、利益を得ることの意味をもつ熟語は?
正解は「一石二鳥(いっせきにちょう)」です。
2.千利休からの言葉で、茶会で出会った機会いは二度はなく一生に一度の出会いと心得て、客人などに誠意を尽くすという意味をもつ熟語は?
正解は「一期一会(いちごいちえ)」です。
3.もとは仏教用語であり、「人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ」の意味をもつ熟語は?
正解は「因果応報(いんがおうほう」です。
4.きわめて短い期間のことを指し、ひと朝ひと晩のの意味をもつ熟語は?
正解は「一朝一夕(いっちょういっせき)」です。
5.古いことを温めて新しいことを知る意味の熟語は?
正解は「温故知新(おんこちしん)」です。
慣用句から
慣用句とは二つ以上の言葉を組み合わせて、それぞれの特別な言葉の意味を表すものを「慣用句」と言います。
ことわざと似ていますが、ことわざは生活の中で起きたことの教訓を表した言葉です。
次の□には何がはいるでしょう。
1.最初のころの気持ちにもどること?
*□□にかえる。
正解は「初心(しょしん)」にかえるです。
最初のころの純粋な気持ちを今一度思いだして、ことに臨む状況のときに使われます。
2.新しい生活のはじまりを祝うことは?
*□□を祝う。
正解は「門出(かどで)」を祝うです。
人生はさまざまな節目があります。
そのなかで新しい生活を始めるときに使われる句です。
3.相手を惑わせてしまうような言動してしまうことは?
*□□を招く。
正解は「誤解(ごかい)」を招くです。
事実とは違う理解や誤った解釈をもたらしてしまうことの表現になります。
4.曖昧なことをはっきりと決着つけることは?
*□□をつける。
正解は¥白黒(しろくろ)」をつけるです。
両極端にある二つのものを「白」と「黒」の色に例えた句になります。
5.人間関係で明確に距離を置くことは?
*□□を引く。
正解は「一線を引く」です。
人間関係で、自分のテリトリーを守るためにこれ以上立ち入らせないという意味で使います。
なかなか会話の中では慣用句を使う方は、少ないのではないかと思いますが、5問出来ましたでしょうか?
まとめ
今回は頭の体操として、漢字を中心にした問題ですが、全問出来ましたでしょうか。
レベル的には初級です。今後も「頭の体操脳トレ」をシリーズにしていきますので、お楽しみにしてください。
是非とも脳トレとして参考にしてみてください。