『毎日のように何気なく話している「ことば」っていつから使われてるの?』
『漢字では「言葉」と書くけど、語源はなに?』
上記のような疑問を持ったことはありませんか。
「ことば」とは、自分の感情や意思を伝える手段として、音声や文字で表現するものです。
そこで「ことば」の語源やいつから使われているのかを調査してみました。
気になっている方は本記事で解説していきますので、最後までご覧ください。
本記事のポイント
- ことばをテーマにした理由
- ことばの語源
- 由来、語源節
- 類語
ことばをテーマにした理由
はじめに「ことば」をテーマにした理由は「感情を表したり・人の心を傷つけたり・喜ばせたりすること」ができることから奥深さを感じました。
調べるほど面白いと感じた点も「ことば」をテーマに選んだ理由になります。
テレビの討論場面では戦う、ドラマでは感情の起伏が激しいシーンで悲しみや喜びを表現できるなど「ことば」は多くの意味をもつ言葉です。
自分自身が毎日使っているあらゆる「ことば」を果たして正しい使い方をしているのかも不明なため、テーマとして取り上げてみました。
これから「ことば」の意味や使い方などを調査して解説していきたいと思います。
初めは「ことば」の語源から見てみましょう。
ことばの語源
ことばは漢字で書くと「言葉」になり、語源は「言」と「端(は)」が掛け合わさってできた複合語です。
「言端」と書くのは「ことばの端」または「ことば」「ごんたん」と読みます。
なぜ「言葉」の漢字が「葉」の字になったのか調べたところ、「言葉」となったのは奈良時代からでした。
漢字で表すのに「言」が「事」の漢字を使われていたので、次第に「こと」は「事」の意味でとらえられるようになります。
しかし、平安時代になると「コトノハ」や「ことば」と言われるようになり、漢字では「こと」は「言」で「は」は「端や葉」の漢字が使われるようになってきました。
さらに人の心から「ことば」が生まれる様子を葉っぱにたとえたことから「言葉」の漢字になったと言う説があります。
とても詩的なたとえからの語源ですね。
ことばの由来
「ことば」には状況によって同じ発音でも意味が変わるものもあります。
例として「はし」には箸・橋・端がありますが、由来を見てみると下記のようです。
□箸(はし)は食べ物を挟むために用いる一対の棒のことをいう。
□たとえば「箸の語源」には4つの説があります。
- 挟むものと言う意味の役割を語源とする説
- 端(はし)のほうでつまむことから「はし」となった説
- 橋や柱など見ための形から「はし」になったという説
- 昔は一本の棒の先を折り曲げて、今のピンセットのように挟んで使うもので「鳥のくちばし」に似ていることから箸の語源を「くちばし・はし」となった説
上記のような語源節から現在まで伝えられているのが「箸・はし」の由来となります。
その他、橋は離れた端と端を結ぶものということから「橋・はし」と呼ぶようになりました。
「端は・はし・たん」は古代中国の布の長さを表す単位の「反」から「たん」の読み方から来ているのが由来です。
今回は「はし」について例をあげましたが、日常使っていることばの由来も調べると面白いでしょう。
語源説とは
語源説とは、「この語はこのような語源だと推測する」という「ことば」になります。
まわりくどいと思いますが、「説」であって実際は「そうではないかもしれない」ということもあり得るという意味です。
語源を示しているのではなく、語源説の「説」を示しています。
ことばの類語
類語とは
類語とは意味が似ている語のことです。
「ことば」の類語は、口先・言い方・物事・用語・辞遣い・詞などがあります。
話ことばや口語・俗語の使い分け
話しことばや口語は、書いた「ことば」を音声にして話すときに使う言葉です。
文章にだけ用いる「文語」と話しことばの「口語」は現代語の意味で用いられることもあります。
□「俗語」は話しことばの中でも砕けた感じや乱暴な感じの語の言い回しのことです。
□「文語」すなわち「書きことば」は、ある程度形が決まっています。
□「話しことば」は感動詞や疑問詞が多く用いられていて、柔らかみを持たせるため直接的な表現を避けることが多いです。
使い分けのケースとして
書き言葉を使うケース | 話ことばを用いるケース |
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公式文書・企画書・レポート 論文・メール・はがき・手紙 | 小説・エッセイ・SNS・ブログ 講義・スピーチ・親しい友人あてメール |
まとめ
今回は「ことば」の語源を取り上げてみました。
身近なことばで挨拶などを調べるのも良いかもしれませんね。
簡単にポイントをまとめてみました。
- ことばをテーマにした理由は「ことば」に奥深さを感じたから。
- ことば語源は「言」と「端(は)」が掛け合わさってできた複合語です。
- 由来、語源説「この語はこのような語源だと推測する」ということを「説」という。
- 類語は口先・言い方・物事・用語・辞遣い・詞など。
参考になれば幸いです。