最近では「スシ」や「トンカツ」などの日本語が海外で使われるようになりました。
日本語だと思って使っている言葉が実は「外来語」だったり、英語だと思っていた言葉が「和製英語」だったりして、頭の中が混乱することありませんか?
「サンキューやOK」など日常で使っている英語「サラリーマンやアルバイト」などの言葉が、外来語だと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、本当の『「外来語」と「和製英語」は何かまた、違いはあるのか』を探って解説していきたいと思います。
「えっ!そうなの」と思うことがあるかも知れませんので、興味がある方は最後までご覧ください。
【本記事のポイント】
- 外来語と和製英語の違い
- 和製英語の略の作り方
- カタカナ語
「外来語」と「和製英語」の違い
「外来語」は「他の言語から借用され、自国語と同様に使用する語」のことを指します。
「和製英語」は「主として言語が英語で、カタカナで表記される日本語」のことです。
つまり、他の国の言葉を日本語のようにして使っているのが「外来語」で、英語をカタカナ読みするのが「和製英語」と覚えておくとよいでしょう。
主な外来語7選
よく耳にする「外来語」は下記のような言葉です。
外国の方に「好きな日本食は?」と聞くとよく「天ぷら」と答えある方がいますが、日本食でも日本語ではないことを知ってほしいですね。
外来語 | 国 |
---|---|
天ぷら | ポルトガル語 |
アルバイト | ドイツ語 |
じょうろ | ポルトガル語 |
おじや | スペイン語 |
たばこ | ポルトガル語 |
コロッケ | フランス語 |
かっぱ | ポルトガル語 |
普段使っていてもどこの国の言葉かは、知らなかったのではないでしょうか。
ポルトガル語から来ている外来語はよく聞きますが「アルバイトやコロッケ」が、ドイツ語やフランス語から来ている言葉だったのは意外でした。
「おじや」など昔から使われているので、日本語かと思っていたらスペイン語とは驚きです。
和製英語7選
「和製英語」と聞くと「バイキング」という言葉を思い出すのではないでしょうか。
「バイキング」は、海賊を表すVikingが語源で、食べ放題の意味で使われています。
日本人にしか通用しない言葉なので、外国の方には使わないようにしましょう。
「和製英語」は英語を中心にカタカナで表記される日本語のことですが、他にも下記のように略語になってたり、英語表現と違う言葉になったりするのもあります。
和製英語 | 略語と英語表現 |
---|---|
パソコン | Personal Computer(パーソナルコンピューターの略) |
エアコン | air conditioner(エアーコンディショナの略) |
リモコン | Remote Controle(リモートコントローラーの略) |
マスコミ | mass communication(マスコミニケーションの略) |
コンセント | outlet(英語表現アウトレット) |
ワンピース | dress(英語表現ドレス) |
チャック | zipper(英語表現ジッパーのほんg) |
表にあるチャックですが、最近ではファスナーと言うことの方が多いのではないでしょうか。
上記のような和製英語は日本特有の言葉です。英語だと思い海外では通じませんのでご注意ください。
和製英語の略語はどのよう作られる?
略語を作る目的というのは、語の長さを短縮することにありますが、短ければ短いほどよいというわけではありません。
本来の語の形をそれとなく指し示すことのできる、最低限の長さが必要となり作られます。
例として、パソコンはパーソナルコンピューターの略で、エアコンはエアーコンディショナーのように二つの語から略されているものがあります。
他にロケ(ロケーション)・イラスト(イラストレーション)・リハビリ(リハビリテーション)のように言葉の後半を略された「和製英語」もあります。
最初は違和感あっても大勢の人が使うことによって「和製英語」が、定着していったのではないかと思います。
カタカナ語とは
カタカナ語とは主に「外来語」を指しますが「和製英語」のことも言います。
近年のカタカナ語といえば「インフルエンサー」「ハイブリット」「ハザードマップ」などニュースでよく耳にするのではないでしょうか。
会話をしていて、カタカナ語を使われても意味が分からないことの方が多いと思います。
「英語」のカタカナ語か「和製英語」のカタカナ語か、判断しなければいけないので難しいですね。
日本で使われているカタカナ語は、和製英語だと思っていた方が良いかもしれません。
ビジネスにはカタカナ語は必要不可欠です。
これからもっと増えるのではないでしょうか。
まとめ
今回「外来語と和製英語及びカタカナ語」について解説してきました。
近年では外来語に和製英語が多く使われているので、そこに日本語も絡むともっと分かりにくいかも知れません。
今後も外来語のカタカナ語で話す機会か増えるのではないでしょうか。
ポイントのまとめ
- 外来語は他の言語から借用され、自国語と同様に使用する語
- 和製英語は主として言語が英語で、カタカナで表記される日本語
- 略語は本来の語の形をそれとなく指し示すことのできる語
- カタカナ語は主に外来語ですが和製英語のこともいう
最後までご覧いただきありがとうございました。
参考になれば幸いです。